夢から夢へ

毎週のように違う夢の世界へ行っているため、現実を直視するのが怖い。来月になったら生ける屍になっていそうだと今から戦々恐々としています。今回は2日連続で「革命」という夢の世界へ行ってきました。本当は3日にも行ったんだけど、相変わらずのわけのわからなさに「たき様、素敵」という言葉しか思い浮かばず…記録として残すのをやめてしまいました。


「たき担」を自称する私としては両方観ておかないと!ということで、今回は「たき様」と「みつこさん」の2つを1公演ずつ観ました。
前回からそうだけど、「たき様」のほうは2幕が始まるとストーリーに抑揚がなく、淡々と繰り広げられていくため、たきざわさんの素敵な声が子守唄のように聞こえてしまうのです。それが異様に長く感じられるの。3日もそうでした…「たきざわ子守唄」。でも、今回は子守唄にはならなかった。たぶん…アドリブが面白かったからというのもあるんだけど、全体的に短くなったような気が。たきざわさん1人の場面のシーンがマンネリ化する前に終わったような気がします。骨になったつばさくんとのやりとり(ってたきざわさんが1人で話すんだけど)も短かったし。アドリブは…次に「みつこさん」を観てしまったから記憶が薄れているんだけども…下ネタとかあったりとかw基本的に錦さんのアドリブは「ザ・昭和」なんだよね。私は「ぷっ」って笑えたりするけど、「平成」の子はどうなんだろう?それはしーらぶを観てても思うんだけど。1つ、2幕ではなかったけど1幕の竜宮城でのシーンで、最後に玉手箱(正確には青春の小箱?)をたきざわさんがもらうんだけど、詩吟くん*1が渡すときに詩吟調にセリフを吟じたんだよね。あれは錦さんの入れ知恵なんだろうか?ちょうどきたやまくんが登場したところで…どうしていいのかわからなかったらしいたきざわさんは言葉につまり…最終的にきたやまくんがその後の処理をすることに!錦さんってば、きたやまくんに押し付けちゃってかわいそう…。どうしていいかわからなくなったきたやまくんに錦さんは「今年はぷれぞんないな」と非情な一言を!「今回は内、一本で行くか!」なんて…きたやまくんは「やりたいです(出たいです?)」って言ってたけど…「もう決まりなんだ、夏の青山」と「そこかよ!」ってとこを思った私。
「みつこさん」のほうはといえば、なんの前情報もなく行ったから相変わらず「?」がいっぱいでした。そこ、深く追求してはいけないんだろうね。「半生」と聞いていた気がするんだけど…確かに身の上話も出てきたけど、半生というよりも「思い出話」。みつこさんは竜宮城の乙姫になったり、織姫(たぶん)になったり、たきざわさんの叔母になったりと…忙しいですね。初めて観たからか、たきざわさんがみつこさんのことを「姫!」って呼んでたのに、いつの間にか叔母に早代わりしてて…頭の弱い私はどこから変わったんだろうか?と境目がわかんなかった。でも「みつこさん」はストーリーに動きがあるから飽きてしまうということはなかったかな。演舞城でもやっていそうな演目とかも出てきてたし。それを観ていて思ったけど、私が「舞台」に興味を持つきっかけになったのはたきざわさんなんだよなぁって。演舞城もしかりだけど、どりぼとかもそうなんだと思う。他の舞台に目を向けるようになったのも、たきざわさんきっかけなんだよね。途中、京都を巡るというシーンがあってたきざわさんとみつこさんが人力車に乗っているんだけど、たきざわさん…みつこさんの座っている背もたれに手を回してたのね。それがなんか素敵でねぇ…みつこさんにジェラシーwwwみつこさんってば、たきざわさんの膝に手を置いてたのよ。ますますジェラシーwwwそこのシーンでは「KYO TO KYO」の映像も流れてて懐かしかったなぁ(しみじみ)
この「みつこさん」ではハプニング(といっていいのかどうかわからないんだけど)があって。「たき様」でも披露しているんだけど、ロープに手だけでつかまってくるくる廻るという芸があるの…まったくうまく説明できてないんだけども。よく他の人たちもやっているロープ芸ね。最初、足をロープに引っ掛けてその後足をはずして手だけで廻るんだけども…足を掛ける時点から「ん?」って思ってしまうほど、スムーズではないというか…なにかがおかしかったんだよね。何がおかしいなんてたきざわさん本人にしかわからないんだろうけど。その後、ロープを回して足が外れた!と思ったら、たきざわさんがステージの板の上に落ちた。一瞬のことで、気づいたら倒れてるたきざわさんがいて、下でロープを持っていたきたやまくんと交錯とまではいかないけど、ぶつかった感じになってて。その後、起き上がったたきざわさんは真っ先にぶつかったきたやまくんに声を掛けてた。するときたやまくんが「大丈夫です」のサインなのか笑顔を見せたの。ぶつかって痛くないわけないんだけど、後方の席の人まで肉眼でわかるくらい笑顔だったの。その笑顔でちょっと安心したんだよね。あぁ、大丈夫なんだなって。本当は大丈夫じゃないのかもしれないんだけど、あの笑顔があったからその後も落ち着いて観劇することができたんだと思う。そして立ち上がったたきざわさんは客席のほうを向いて深々とお辞儀をしました。そのお辞儀した姿には「すみませんでした」と謝る、そんな雰囲気(なんとなくわかるよね、言葉に表さなくても)が出てて…「きゅん」と胸が締め付けられる思いでした。この出来事で改めて思う、危険なことをしているんだなって。たきざわさんだけではないけど、他の人も本当に難なくこなしているように見える曲芸は本当は危険と隣りあわせで1歩間違えば大変なことになる。それをこの出来事で実感する私は感覚が麻痺しているんだと思う。まだ公演は続きます。本当に怪我なく最後まで終えられることを祈ります。
上の文章を書いた後だから、なんか不謹慎だけど…やっぱりたきざわさんはとっても素敵でした。他の人もキラキラしてるんだけど…なんだろう?たきざわさんは私にとって一番キラキラしている人なんだよね。フライングしてたらティンカーベルみたいに金の粉が振り落ちてくるんじゃないかと思うくらい、キラキラしてるの。私はそんなキラキラしているたきざわさんが見たくて、そしてそのキラキラを浴びたくてたきざわさんに会いに行っているのかもしれません。

*1:今野くんっていうんだっけ?疎くてすんません