久しぶりの山登り

青い山への登山は実に7年振り*1だったから、無事に山の麓へたどり着けるのかすら心配だったよ。一気に現実に引き戻されたことがあり…楽しい青い山への登山での感想を書く気が失せかけております。それでも書くけどね、自分メモ残しておかないと思い出せないから。
今回は幸運なことに7日18時と8日13時を観劇することができました。しかも同じ列で上手と下手というほぼ対照的な位置で。すごい偶然にビックリ。席によって台詞が聞き取りやすいとか聞き取りにくいとかあるんだろうか?初見と2回目の違いもあるんだろうけど、初見はアイバさんの台詞が聞き取りにくくて何を話しているのかわからない場面が何箇所かあったんだよね。花粉症のせいだったんだろうか?土曜日は暖かかったからなぁ。ストーリーは…よくわからなかったというのが正直な感想かもしれない。じゃに特有の舞台になると1回観ただけでは理解しがたい、ゆえに理解しようと思わないほうがいいなんてこともあるけれど。そういう舞台ではないんだよね。でも、なんか…アイバさんが演じるコリンの感情の移り変わりがよくわからなくて私の理解力が追いついていかないまま終わってしまったような…まぁ、私の理解力の乏しさの問題なんだけど。ガーデニングに目覚めるそのきっかけが私には唐突に思えたり、仮釈放されたにもかかわらず、またエッジフィールドに戻ってしまうところとか…コントかと思ったくらい「そこまでガーデニングに対する思いが大切だ」ってわかりやすく表現されてなかったような…やっぱり私の理解力の乏しさゆえなのか。でも、見終わった後はほっこりするハッピーエンドの物語でよかったと思ってます。
観劇中はとにかく平さんに泣かされた私がいました。台詞の抑揚のある話し方なんだろうか?それとも仕草なんだろうか?車椅子で舞台袖から登場してコリンとお別れをする場面。車椅子の車輪をゆっくり回して所定の位置まで来る姿だけで泣けてしまったなんて…自分、どんだけ泣き虫なんだい。優しく語り掛けるその口調にまた泣けて…客席が暗くてよかったと安堵するほど鼻水が…(じゅるじゅる)やっぱり俳優さんってすごいんだなぁと改めて思いました。きっと生で平さんの演技を拝見するなんてもしかしたらこの先もないかもしれないから、拝見できたことはとても貴重な体験だったと思ってます。平さんだけでなくほかの俳優さんももちろんなんだけどね。平さんはリスペクトしている分、思い入れが強いの。
カーテンコールにはアイバさんの挨拶。舞台の中で印象に残っている言葉、好きな台詞は「逆境はお前の味方だ*2」ファーガスがいった言葉なんだけど、「戦わずして……(忘れた!)」その後に続く言葉。やる前からどうせダメだと諦めてしまうコリンに対して言った言葉。この言葉がアイバさんは好きだと言っていました。この時にはジミー役の住田さんも登場して楽しそうにお話していました。ちなみに住田さんの好きな台詞は、プリムローズの「えい!」と苗を半分にする(?)ところ。でもこれは何度かハプニングがあったらしくて、苗が半分にならなかったり、なったと思ったらお客さんのところに根っこが飛んでいったりとか…あったんだそう。同じ舞台に立っているはずなのに住田さん、知らなかったんだけど…寝転がってるからかしら?ハプニングがあったシーンだからなのか、住田さんがその話をしているときにアイバさんが「しーっ」なんて人差し指を口に当ててするもんだから、それがかわいくてデレデレしてしまったでないの!そして別の公演では舞台の中でいつもドキドキするシーン。ドキドキというか…苦手というか。ウッドハウス(劇中に登場する婦人)の真似をする場面があって。その場面を演じるのが難しいといっていました。カーテンコールで話をするアイバさんは当然のことながら「アイバマサキ」そのもので、だから余計に劇場を後にするときにほっこりするのかもしれない、かわいくて。8日はテンションが高かったらしく(終わったあと、達成感があったらしい:本人談)最後に去っていく時、客席に手を振る姿が「楽しそう」で思わず笑顔になってしまった。そのくらいかわいかったんだよねぇ。
パンフレットもまだパラパラとしか読めてないけれど、印象に残っているのは「忘れられない人」で共演していた田島さんが今回もご一緒してくださっていて。前回は「田島さん呼び」だったのが、今回「姉さん呼び」に昇格(というのか?)したらしい。そんなところに「アイバさんらしいな」と思ってしまったのでした。
演出家の方が3演目とも同じだからというのもあるのかもしれないけど、演目が違えど役柄の根本的な部分は同じような感じがして。アイバさんのイメージなのかなぁ?とも思うけど。できれば、違った役柄が見てみたいかなぁと思ったり。ほんわかした感じは嫌いではないんだけどね。

*1:偶然にもヤブちゃんが出演したぷれぞん観劇だった

*2:もう既に記憶が薄れているから間違っているかもしれない